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【発売しました】JALスタッフ日本酒を仕込む!!女性のための日本酒プロジェクト②

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女性だけで日本酒を造り上げるプロジェクト「NIIGATA LADY酒PROJECT@れでぃっしゅ」。日本酒の仕込みは勿論のこと、原料米である山田錦の田植えや稲刈りも女性だけで行います。今回は、2023年1月11日に実施された仕込み(ご祈祷・蒸米・製麹)の様子をお届けします。

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NIIGATA LADY酒PROJECT@れでぃっしゅ とは?


「NIIGATA LADY酒PROJECT@れでぃっしゅ」とは、ぐるっぱ運営会社のグループ企業である新潟酒販株式会社が弥彦酒造株式会社と共同で立ち上げた「女性だけで造り上げる日本酒のプロジェクト」。
女性の手によって造られた女性のための日本酒をコンセプトに、女性や若者のファン獲得を目指しつつ、日本一の酒処である新潟の魅力を発信し、地域活性化に繋げていくことを目的に立ち上がりました。

2021年12月10日に第1弾「READY!LADY!READY! 吟醸 しぼりたて生原酒」を発売、2022年3月15日に第2弾「READY!LADY!READY! 吟醸 for YOU」発売しています。
左:第1弾 READY!LADY!READY! 吟醸 しぼりたて生原酒
右:第2弾 READY!LADY!READY! 吟醸 for YOU
※出典:弥彦酒造「弥彦の酒」READY!LADY!READY!ページ

プロジェクト2年目となる今年2022年は、新たなプロジェクトメンバーとして日本航空株式会社(JAL)の客室乗務員など女性社員が参加!JALふるさとアンバサダーやJALふるさと応援隊の客室乗務員、JAL新潟空港所スタッフなど10人が、新たなメンバーとして加わっています。
これまで、プロジェクトメンバーによる「打合せ・蔵見学・祈願祭・田植え・稲刈り」が行われておりますが、ぐるっぱ事務局では、第一弾として2022年10月27日に実施された稲刈りに密着。今回の「仕込み」はその第ニ段となります。

仕込み作業の見学前に彌彦神社を訪問してきました


今回の取材を行うにあたり、事前に弥彦酒造の方から仕込み作業の前に彌彦神社の宮司さんによるご祈祷があると伺っていました。ちなみに弥彦酒造は彌彦神社(おやひこさま)の御神酒蔵として地元の人々と共に生き、共に暮らし、共に祝うことを目指して運営されています。そんな蔵元を取材をさせていただく以上、事前にどのような神社なのかもしっかり把握しておくべきということで、弥彦酒造さんを訪問する前に弥彦神社にも立ち寄ったのです。

朝8時、まだ静けさが残る弥彦駅に到着しました。
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初めて降り立った弥彦駅・・・見てくださいこのビジュアル!朝からテンションが上ります!!
彌彦神社を模した寺社造りのかわいらしい駅舎として「ふるさとの駅100選」にも選ばれているそうですよ!

弥彦駅から彌彦神社までの道中には和菓子店や飲食店が並んでいてとても魅力的だったのですが、朝8時段階ではさすがにどのお店も開店しておらず・・・また来るしかない!と思いながら約15分で彌彦神社に到着です。
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写真をご覧いただけたら伝わると思いますが、まず鳥居が立派です。
朝早い時間だったこともあるのか、神聖な雰囲気が漂います。
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しばらく歩くと拝殿に到着しました。背後には弥彦山が広がります。
ちなみに、弥彦酒造の仕込み水は弥彦山の伏流水を使用しており、神の水とも呼ばれています。
なお、弥彦山の標高は634メートル。東京スカイツリーと一緒なんですね!
参拝を終えたあとは、いよいよ弥彦酒造に向かい・・・
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徒歩約10分程度で弥彦酒造に到着!玄関先の杉玉がいい感じです!

酒造りが無事に終わるようにご祈祷を行います


弥彦酒造に到着すると、実際の酒づくりに携われている女性スタッフの岡本部長(一級酒造技能士)から白衣に着替えるように指示があり、JALの皆さまと共に蔵の奥にある神棚の前に向かいます。
そして、宮司さんから今回の祈祷は「神棚に加え、蒸釜、井戸、貯蔵タンクの4箇所で行う」「良い酒が出来るだけでなく、酒造りが無事に終えられるように願いを込める」といった説明があり、ご祈祷が始まりました。
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当然ですが・・・皆さん神妙な面持ちで祈祷されていました。
ご祈祷が終わった後は、いよいよ仕込み作業です。
今回は蒸された米を冷却する作業、そして日本酒造りでは最も重要な工程とも言われる製麹作業を行います。

ちなみに・・・
酒造りの米は「炊く」ではなく「蒸す」のはなぜだか分かりますか?
答えは・・・
・デンプン質を糊化させることで麹菌を繁殖しやすくさせる
・麹菌の生産する糖化酵素の作用を受けやすくさせる
・お米の殺菌をする
などが主な理由です。
我々が普段食べているお米のように炊いた場合は、必要以上の水分を吸い過ぎてしまい、外側が柔らかくなり過ぎて、腐敗する可能性が出てきます。
蒸米の理想は「外硬内軟(がいこうないなん)」と呼ばれる、米の外側が適度に硬く、内側はふっくら軟らかい状態です。この状態を作り出すためにも「蒸す」ことが重要と言われているのです。

蒸された高温の米を冷却していきます


見てください!この迫力!
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弥彦酒造では写真にあるように蒸釜の上に甑(こしき)と呼ばれる木桶を乗せて米を蒸しています。
省力化の大量生産のために連続蒸米機と呼ばれる機械を導入する酒蔵も多いですが、弥彦酒造では、昔ながらの甑による蒸米作業を行っているのです。
※蒸されている米は、JALの皆さんが田植えと稲刈りを行った弥彦産の山田錦です!

蒸された米は甑から取り出されて、スノコに敷いた布の上に広けて自然の冷気で冷やしていきます。
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蒸されたばかりの米は高温ですが、皆さん手作業で広げていきます。
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火傷しないか心配でしたが、岡本部長の的確な声がけもあり、順調に作業は進んでいきました。
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約10分ほど冷却した後、次は麹室(製麹室)へ移動して、製麹作業に移ります。

製麹は日本酒造りの中でも、一番重要な工程と言われています!


製麹の重要性を表現した言葉に「一麹、二酛、三造り」はというものがあります。これは酒造りでは「麹が作りが一番重要」ということを表しており、麹の出来がその日本酒の味や香りといった特徴を決定づけると言われています。
製麹作業は、種付け→床もみ→盛り→仲仕事→仕舞仕事→出麹→枯らしという工程を4日ほどかけて行いますが、今回は、種付けと床もみの様子をお伝えいたします。

<種付け>
種付けは蒸米に麹菌を振る作業です。
全員が種付けを行えるよう、順番に交代しながら、種麹の胞子が米粒すべてにつくように振りかけていきます。
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テレビなどでこの光景を見たことがある方も多いのではないでしょうか?
麹室の中は麹菌が繁殖しやすいように、気温30℃~40℃、湿度も60%程度に保たれているためすごい熱気です。
皆さん汗だくになりながらの作業となり、酒造りの大変さが伝わってきました。

<床もみ>
種付けが終わったら床もみです。
麹菌を振りかけた蒸米を混ぜることで、温度と湿度を調整しながら米粒に種麹を行き渡らせていきます。
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床もみが終わったら、蒸米を袋に包んでこの日の作業は終了です!
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最後はモスラのたまごのような形になって何だか愛着が湧いてきます。
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全員で「美味しくなーれ」と声をかけながらの笑顔が溢れる瞬間でもありました。

READY!LADY!READY そらとなでしこ 純米大吟醸の発売に向けて


仕込み後、本プロジェクトのメンバーであるJALの筒井様(写真右)と小川様(写真左)からお話を伺いました。
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今回仕込みを行った「そらとなでしこ」は、若年層の日本酒離れが進む中、従来の日本酒愛好家だけではなく、女性を中心とした日本酒初心者にも手に取ってもらいやすい商品を目指しているとのこと。
なお、「そらとなでしこ」は「やまとなでしこ」と同じイントネーションだそうです!
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また、ボトルは空のブルーと、なでしこのピンクをイメージ。
ラベルに描かれたスカーフを巻いた女性のシルエットは客室乗務員を表しているとのことでした!
個人的にはボトルやラベルに秘められた想いを知って飲むとより一層美味しく感じるのではと思っています。

最後に・・・気になる発売日ですが、2023年4月を予定しているそうです。
新潟県だけではなく、全国のスーパーや百貨店の他、空港の売店でも発売されるとのことなので、皆さん首をながーくしてお待ち下さいね!

発売日は2023年4月1日(土)に決定!

2023年3月3日にお披露目会が行われ、正式な発売日が2023年4月1日(土)に決定いたしました。
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発売日には新潟空港でJALの皆さまによる特別販売も行われるとのことです!
近くにいらっしゃる方はぜひ足を運んでみてくださいね!

4月1日「そらとなでしこ」が発売されました!

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お酒好きが多い、ぐるっぱ事務局メンバー。
早速、東京の日本橋にある「ブリッジにいがた」さんで「そらとなでしこ」をお買い上げ!
業務終了後、メンバーで美味しくいただきました!
第一印象としては華やかな吟醸香がやってきますが、口に含むと優しく心地よいお酒であることがよく分かります。
そして新潟のお酒らしく、後味はスッキリとした辛口です。
皆さまに味わっていただきたい美味しいお酒に仕上がったと思います!

<参考>
ブリッジにいがたHP:https://www.bridge-niigata.co.jp/shop/