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アンケートをとってみた~よく飲むお酒の種類~

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よく飲むお酒の種類に、性年代ごとに違いが見られるか?気になったので調べてみました! 調査結果の中から、特徴的だったものをご紹介します。 ご覧の貴方が同じ性年代の中で多数派なのか少数派なのか? 他の性年代はどうなっているのか? 性年代ごとの違いを是非ご覧ください! (以下の各グラフは該当する性年代で「よく飲む」と回答した人の割合を表示)

アンケート
酒類

ビール・発泡酒・新ジャンル

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居酒屋に行けば「とりあえず生中」と言う人が多いですが、全性年代とも高い回答率となっています。
男性は女性より回答率が高い傾向にあり、特に男性60代以上は7割以上!
男性と比べ回答率が低い女性ですが、女性30代以下は他の性年代より回答率が低くなっています。

サワー

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サワーの定番フレーバーであり、近年ブームにもなっているレモンサワーは、50代以下の年代から高い支持を得ています。特に、男性30代以下は約4割と高い回答率となっています。

サワー GF.JPG (93 KB)
レモンサワーと同じく定番フレーバーであるグレープフルーツサワーは、女性40~50代の支持を得ています。元々ファーストフレーバーがレモン、セカンドフレーバーがグレープフルーツではありましたが、レモンサワーブームにより明暗が分かれましたね。

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その他のサワーでは、女性30代以下の回答率が他の性年代と比べて高くなっています。ということは、サードフレーバー以降のサワーを品揃えすることが、若い女性の支持獲得に繋がるのかもしれませんね。

日本酒・焼酎

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日本酒は、男性60代以上の回答率が高くなっています。缶チューハイの先駆けとなる「タカラCANチューハイ」の発売は1984年、No.1ビールブランド「アサヒ スーパードライ」の発売は1987年と、今の50代が10代~20代前半だった頃に発売しています。そのため、50代以下にはビールやチューハイが浸透し、かわりに日本酒の飲用が減っていると考えられます。

焼酎 麦.JPG (87 KB)
麦焼酎も、日本酒同様に男性60代以上の回答率が高くなっていますが、日本酒と比べて全体的に回答率が低く、特に女性の回答率が低い状況です。

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同じ焼酎でも、芋焼酎は麦焼酎と比べて、男性40代の回答率が高くなっているのが特徴です。2003年頃に芋焼酎のブームが起こりましたが、その当時の20代が今の40代にあたります。まだ酒を覚えたての域を出ず、自分に合った酒を探していた当時の20代が、ブームによって芋焼酎と運命的な出会いを果たしたといった感じでしょうか。

ワイン

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赤ワインは、男性70代以上は高めで、男性30代以下は低めになっています。
逆に、白ワインは男性30代以下が高めで、男性70代以上が低めになっています。
年代による嗜好の違いもあるでしょうが、ワインと合わせている料理・おつまみの違いが生じている可能性も考えられます。

ウイスキー

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男性の回答率が高く、特に男性70代以上と男性40代の回答率が高いです。
ウイスキーは、1990年代初頭にバブル経済崩壊以降、売れない時代が続きましたが、男性70代以上はそれ以前からのウイスキーユーザーだと思われます。
2009年にハイボールブームが到来し、さらに2014~2015年に放映されたNHK連続テレビ小説『マッサン』の影響や、『ワールド・ウイスキー・バイブル』で世界最高のウイスキーに「サントリー 山崎シェリーカスク」が選出されたことにより、空前のジャパニーズウイスキーブームが到来しました。
「サントリー 角ハイボール」が発売された2008年当時、30代をターゲットにプロモーションを打ったとのことですが、当時の30代が今の40代です。仕掛け人の狙い通り、見事ブームに乗っていますね。

番外編~地区別

性年代ではなく、地区別にも集計を取り、特徴的だったものをご紹介します。

地区 芋焼酎.JPG (76 KB)
芋焼酎の産地と言えば、鹿児島県と宮崎県。皆さん予想はついたかと思いますが、九州の回答率が高いです。

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ワインも地区ごとの差が明確に出ており、東京・神奈川・千葉・埼玉の回答率が高いです。赤ワインは各地区ともそれなりに回答率が高いですが、白ワインやスパークリングワインは東京・神奈川・千葉・埼玉以外の回答率は低くなっています。

使用したアンケートのご紹介とまとめ

今回の記事は以下のアンケートを元に作成しました。

出所:食の総合情報サイト ぐるっぱ
アンケート名:よく飲食するものの調査
調査方法:インターネット調査
調査対象:日本全国 男女
調査期間:2022年6月6日~2022年6月12日
対象回答者数:1,640人

よく飲食するもの.JPG (109 KB)

いかがでしたか? アンケート結果を見ると、驚きや新たな発見がありますよね。
ぐるっぱ事務局では、今後も定期的に食や生活にまつわるアンケート結果を掲載していく予定です。

なお、本記事に掲載されているグラフは、「食の総合情報サイト ぐるっぱ」より転載した旨をご記載下されば、有償提供される物への使用を除き、個人・法人問わず無料でご利用頂けます。