食を通じて
暮らしを豊かに

アンケート事例「年末年始」2024-2025

VIEW:855
公開日:
更新日:

「ぐるっぱ」では、年間催事や各シーズンの食や酒についてのアンケートを取っており、結果の一部を記事にして公開しております。今回は「年末年始」についてのアンケート結果をご紹介いたします。是非ご覧下さい。

アンケート
ライフ

お歳暮を贈るか?予算はいくら?

お歳暮送るか.JPG (55 KB)

お歳暮を贈った人は、全体では37.8%となっていました。
30代以下の若い世代では2割強と少なく、40~50代も3割程度、最も多い70歳以上でも5割強に留まっておりました。
お歳暮を贈らなかった理由を見てみますと、「習慣がない」「贈るべき相手がいない」が圧倒的多数を占めておりました。
お歳暮にかけた金額を質問したところ、3,000円以上5,000円未満が5割強となっていました。
次点は、5,000円以上8,000円未満が2割強を占め、それ以外の金額は少数派となっています。
とりあえず3,000円以上5,000円未満のものを贈っておけば、間違いはないのかなと思います。

お歳暮金額.JPG (54 KB)


門松などの松飾りをするか?撤去はいつ?

門松.JPG (18 KB)

門松などの松飾りをする人は約2割と少数派となっていました。
松飾りをしない理由を見てみますと、「習慣がない」「必要性を感じない」といったそもそも論の他、「マンション住まい」「置く場所がない」などの住宅事情もあるようです。
松飾りをいつ撤去するのかを質問したところ、全体では6割強が「1月7日まで」と回答。
ただし、近畿は「1月15日まで」という回答が5割強を占めており、地域差があるようです。

門松いつまで.JPG (110 KB)


年賀状を送るか?送る相手は?

年賀状送るか.JPG (57 KB)

年賀状を送る人は、全体では47.5%と半数に満たない状況でした。
29歳以下は24.4%、30代は36.4%と若い世代ほど年賀状を送る人が少なくなっています。
40~50代でも4割に留まっており、定年退職しているであろう60代以上が多くなっています。
年賀状を送らない理由を見てみると、「SNSやメールで済ませる」が圧倒的に多く、次いで「面倒」「年賀状じまいした」「喪中」などが多くなっていました。
年賀状を送る相手を確認したところ、友人が85.3%で最多回答となっていました。
親族に送る割合も高くはありますが友人と比べると大分少なく、古い友人との旧交を温める手段として年賀状を使っているようです。

年賀状を送る相手.JPG (52 KB)


冬至にゆず湯に入るか?何を食べるか?

ゆず湯.JPG (18 KB)
冬至にゆず湯に入ったか質問したところ、ゆず湯に入った人はわずか3割となっていました。
冬至にゆず湯に入るという慣習は、もうかなり廃れてしまっているようです。
冬至に何を食べるか質問したところ、「かぼちゃ」という回答が5割強を占めていました。
「かぼちゃ」が冬至の行事食だと認知されている一方、他の冬至の行事食を食べるという人は少数でした。

冬至に食べるもの.JPG (53 KB)


クリスマスに何を食べるか?

クリスマスに食べるもの.JPG (56 KB)

クリスマスに何を食べるか質問したところ、当然ですがケーキが最多回答で約6割となっていました。
次点には、ローストチキン(レッグ)やフライドチキンなど、クリスマスの定番料理が続いています。
意外にも、「唐揚げ」「刺身・寿司」が上位に食い込んでいました。
唐揚げは子供から大人まで皆好きですし、油っこい畜肉ばかりだと胃にもたれるので刺身や寿司も食べたくなりますね。


大晦日に何を食べるか?

大晦日に食べるもの.JPG (93 KB)

上のグラフは、大晦日に食べるものを複数回答可で訊いたもの(積み上げると100%を超えます)。
当たり前ですが「そば」が7割を占めていました。
次点は海老天で、年越しそばと一緒に食べられているのでしょう。
意外なところでは「すき焼き」が、北海道・東北・東海では1割程度食べられています。
以前筆者は小売業で働いていましたが、おせちカタログギフトを担当していた時、山形・新潟方面のおせち予約獲得状況が芳しくなくて現地の営業に事情を訊いたところ、「こちらでは、正月におせちを食べずに、大晦日にすき焼きを食べる家庭も多い。だから、おせちカタログに和牛も掲載して欲しい。」と言われた覚えがあります。
「すき焼き」に限らず所謂「ごちそう」を、大晦日に食べる地域も一定数あるようです。


おせちをいくらで買うか?

おせちいくら.JPG (71 KB)

いくらのおせちを注文しているのか質問したところ、最多回答は「おせちは食べない」38.0%、次点で「おせちは手作りする」31.2%と、おせちを注文している人は少数派でした。
筆者も慣習的にカタログギフトのおせちを購入して食べていますが、重箱の中身は酢の物や煮物が多く、価格が高いばかりで御馳走という感じはしないなと思っております。
筆者は「数の子」と「伊達巻」を食べるとおせちを食べた気分になりますが、自分の食べたいおせち具材をピンポイントに購入している人も多いのではないでしょうか?
おせちをいつまで食べるのかと質問したところ、「三が日まで」が44.2%で最多回答、次点が「食べ切るまで」で39.6%となっていました。
ごく一部となりますが、「大晦日だけ食べる」という回答もありました。

おせちいつまで食べる.JPG (43 KB)

なお、「おせちに飽きたら何を食べるか」複数回答可で質問しましたら、1位「カレー」37.2%、2位「ラーメン」34.9%となっていました。

おせちに飽きたら.JPG (60 KB)


初詣に行くか?厄除けには行くか?

初詣.JPG (40 KB)

初詣にいつ行くかを質問したところ、「行かない」という回答が35.7%で最多となっていました。
寒い中で行列に長時間並ぶのは苦痛ですから、「行かない」という選択も分かります。
初詣に行く人たちの中では「元旦」と「三が日」が約2割ずつで、多数派となっていました。
なお、関東では1月7日まで、関西では1月15日までに初詣に行くことが多いと言われています。
初詣に行くか訊くついでに、厄除けに行くかも訊いたところ、「前厄・本厄・後厄のときは行く」54.0%、「方位厄も含めて全て行く」6.7%、「厄除けしたことはない」39.2%となっていました。
設問設定したときには、前厄・本厄・後厄の時くらいは厄除けに行くだろうと思っていましたが、厄除けしたことがない人が4割もいるとは意外でした。

厄除け.JPG (27 KB)


当記事で使用したアンケート


当記事は以下のアンケートを元に作成しました。

出所:食の総合情報サイト ぐるっぱ(https://www.guruppa.jp/
アンケート名:年末年始について2024-2025
調査方法:インターネット調査
調査対象:日本全国 男女
調査期間:2024年12月16日~12月22日
有効回答者数:1,685人

回答者構成.JPG (65 KB)

居住地-1.JPG (47 KB)

いかがでしたか? アンケート結果を見ると、驚きや新たな発見がありますよね。
ぐるっぱ事務局では、今後も定期的に食や生活にまつわるアンケート結果を掲載していく予定です。
なお、本記事に掲載されているグラフは、「食の総合情報サイト ぐるっぱ」より転載した旨をご記載下されば、有償提供される物への使用を除き、個人・法人問わず無料でご利用頂けます。
最後までご覧下さり有難うございます。次回も宜しくお願いします。