アンケートをとってみた「ハロウィン」2024
「ぐるっぱ」では、年間催事や各シーズンの食や酒についてのアンケートを取っており、結果の一部を記事にして公開しております。今回は「ハロウィン」についてのアンケート結果をご紹介いたします。是非ご覧下さい。
ハロウィンパーティーの実施率はコロナ禍から低いまま
ハロウィンパーティーの実施率を、2019年(コロナ禍前)、2020~2022年(コロナ禍中)、そして今年2024年(2023年5月には新型コロナウイルスは5類移行済)の3つの期間で比べてみたのが上のグラフです。
全体の実施率は、2019年14.7%→2024年6.6%と、コロナ禍前と比べて半分以下に減少しています。
年代別に見ますと、ハロウィンは若者の文化というイメージがありますが、その通り若い年代ほどハロウィンパーティーの実施率が高く、29歳以下では2019年の実施率は45.8%と高い数値となっていました。ですが、2024年には実施率20.8%と、全体と同じく半分以下に減少していました。
コロナ禍となり、政府や自治体が不要不急の外出自粛を呼びかけていましたが、特にコロナ禍前の過熱ぶりが報道されていた渋谷のハロウィンはどうなるのか、話題になっていたことはまだ記憶に新しいかと思います。
結果として、全国的に見てハロウィンパーティーの実施率はコロナ禍で大きく下がりましたが、コロナ禍が収束しても然して回復はしていない状況です。
折角根付きつつあった若者の文化、過熱しない範囲でかつての賑わいを取り戻したいですね。
ハロウィンパーティーをした場所は?(複数回答可)
上のグラフは、ハロウィンパーティーをどこで実施したかという設問の回答のうち、上位7つを抽出したもの。
個人宅(自宅・親戚宅・友人宅)での実施が8割以上を占めています。
もともと年間催事は自宅でお祝いすることが多いですが、特にハロウィンはコスプレとセットで楽しむことが多いため、自宅以外でやるのは躊躇われますよね。
筆者のような昭和生まれの中年男性がコスプレして街をうろつけば、おまわりさんから職務質問されそうです。
ハロウィン時期に電車の中でコスプレをしている若者を見かけましたが、凄いなと思いました。
個人宅以外では飲食店が多いですが、2019年以前と比べると半分程度に落ち込んでいました。
コスプレをしたか?
上のグラフは、ハロウィンパーティーに参加した人を対象に、コスプレをしたかを年代別にまとめたものです。
全体では35.7%がコスプレをしたと回答しています。
若い年代ほどコスプレ率が高く、29歳以下は65.2%、30代は46.3%がコスプレをしています。
40~50代は約36%、60代は27%、70歳以上は16.1%と世代間格差がありますね。
日本におけるハロウィンは、1983年にキデイランド原宿店が表参道でハロウィンパレードをしたことに始まりました。
1997年には、東京ディズニーランドがハロウィンイベント(Dハロ)を開始、ハロウィンの認知度が拡大しました。
40代なら中学生~大学生だった頃、50代なら23~32歳の頃という、ディズニーランドへの興味・関心が高い年齢だった時にDハロが始まった感じです。
2013~2019年には、ハロウィン時期の渋谷の様子がTVやSNSで流されて、盛況を通り越した過熱ぶりが話題となりました。
総務省によると、スマートフォン普及率は2010年9.7%→2011年29.3%→2012年49.5%→2013年62.6%と急拡大。2016年時点の年代別のスマホ個人保有率では、10代81.4%、20代94.2%、30代90.4%、40代79.9%、50代66.0%、60代33.4%、70代13.1%でした。
20代なら9~18歳だった頃、30代なら19~28歳だった頃に、ハロウィンの大ブームが始まりましたが、若年層の高いスマホ普及率が要因の一つとなっています。
コスチュームを買った場所は?
ハロウィンにコスプレをした人を対象に、コスチュームの購入場所を質問。
意外にも「購入ではなく自作した」が選択率25.7%で最も多い結果に。手間はかかると思いますが、自分の好きなキャラクターのコスチュームで、自分が求めるクオリティと価格のものが売っていないのであれば、自作するしかないのだと思います。
次点は同率で「ディスカウントストア」と「100円ショップ」でした。どのエリアにも該当する店舗があり、安価でコスチュームが購入できるので便利ですよね。
約1割ですが、コスプレ衣装専門店で購入される方もいました。価格も高めですがクオリティも高く、ディスカウントストアでは扱っていないキャラクターのコスチュームもあるため、差別化したい人にオススメです。
ハロウィンに食べたものは?(複数回答可)
当然と言えますが、かぼちゃを使ったメニューが上位を占めていました。
最多回答は「かぼちゃプリン」の36%で、スーパーでもコンビニでも買えるのが嬉しいですよね。普段の夕食に一品かぼちゃプリンを付けるだけでも、ハロウィン感が出て良いと思います。
主菜として「パンプキンパイ」「かぼちゃコロッケ」、スープとして「かぼちゃポタージュ」、デザートとして「かぼちゃプリン」を食べればバッチリですね。
当記事で使用したアンケート
当記事は以下のアンケートを元に作成しました。
出所:食の総合情報サイト ぐるっぱ(https://www.guruppa.jp/)
アンケート名:ハロウィンについてのアンケート2024
調査方法:インターネット調査
調査対象:日本全国 男女
調査期間:2024年11月1日~2024年11月7日
有効回答者数:1,673人
いかがでしたか? アンケート結果を見ると、驚きや新たな発見がありますよね。
ぐるっぱ事務局では、今後も定期的に食や生活にまつわるアンケート結果を掲載していく予定です。
なお、本記事に掲載されているグラフは、「食の総合情報サイト ぐるっぱ」より転載した旨をご記載下されば、有償提供される物への使用を除き、個人・法人問わず無料でご利用頂けます。
最後までご覧下さり有難うございます。次回も宜しくお願いします。
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