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「ブリッジにいがた」に行ってみた

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東京にいながら各県の名産品が楽しめる”自治体アンテナショップをご紹介! 今回は、東京・日本橋にある新潟県のアンテナショップ「ブリッジにいがた」をご紹介いたします。

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日本橋三越前にある新潟県のアンテナショップ

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店舗外観(筆者撮影)

今回は、2024年7月4日にリニューアルオープンした新潟県のアンテナショップ「ブリッジにいがた」に行ってまいりました!
同店は、新潟県の食・酒・工芸品の販売の他、イベントも開催しているアンテナショップです。
徒歩圏内には「日本橋ふくしま館」「日本橋室町すもと館」「離島百貨店」「三重テラス」「日本橋とやま館」「ここ滋賀」「日本橋長崎館」といった他自治体のアンテナショップがあり、アンテナショップの梯子もできる好立地にあります。

【ブリッジにいがた基礎情報】
<住所>
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-6-5 だいし東京ビル1階
<TEL>
03-3243-2840
<営業時間>
10:30~19:00
<定休日>
毎週火曜日(祝日の場合は営業)・年末年始
<ホームページ>
https://www.bridge-niigata.co.jp/shop/
<Instagram>
https://www.instagram.com/bridge_niigata_nihonbashi/
<X(旧Twitter)>
https://twitter.com/bridge_niigata
<公式オンラインショップ>
https://www.bridge-niigata.com/
<アクセス>
東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅A1出口より徒歩2分
<地図>

フロアマップ

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フロアイメージ(筆者作成)

「ブリッジにいがた」は、①物販ゾーン、②イベントゾーンの2つのゾーンで構成されています。

①物販ゾーン
新潟米、日本酒、米菓、へぎそば、村上の塩引き鮭、栃尾の油揚げなどの新潟県の名産品を取り揃えています。

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入口前イベント平台(筆者撮影)

乾麺・米菓.JPG (537 KB)
乾麺・米菓コーナー(筆者撮影)

米菓・菓子.JPG (572 KB)
米菓・菓子コーナー(筆者撮影)

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日配品・カップ酒コーナー(筆者撮影)

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冷凍食品コーナー(筆者撮影)

米・餅.JPG (477 KB)
米・餅コーナー(筆者撮影)

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調味料・瓶詰コーナー(筆者撮影)

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雑貨・加工食品コーナー(筆者撮影)

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日本酒コーナー(筆者撮影)

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冷蔵ケース(飲料・水産など)・刃物コーナー(筆者撮影)

②イベントゾーン
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(筆者撮影)
リニューアルオープンに伴い、店舗入口から入って左側の壁面一面がイベントゾーンとなりました。
新潟県内のメーカー様が「ブリッジにいがた」に出張し、試食・試飲販売や実演販売などを行います。
リニューアルオープン時には「世界文化遺産登録応援! まるごと佐渡フェア」が行われていました。
折角なので「テクノサド㈱ 佐渡 愁秋の和(あきのなごみ)あんぽスライス柿」を購入しました。
乾燥させたあんぽ柿のスライスで、柿の自然な香りと味わいが楽しめました!
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テクノサド㈱ 佐渡 愁秋の和(あきのなごみ)あんぽスライス柿(筆者撮影)

以下のURLからイベント情報を確認して頂き、イベント開催にあわせてご来店頂くと、より一層「ブリッジにいがた」を楽しめますよ。
https://www.bridge-niigata.co.jp/event/


全国1位の米処

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イメージ画像(引用元:photo AC)

農林水産省『生産農業所得統計』(確報/調査年2021年)によると、新潟県の米の産出額は1,252億円で全国1位!
全国の米産出額の9.1%を占めています。
新潟県の6.6倍の面積を持つ北海道の米産出額(2位・1,041億円)を上回り、3位の秋田県の米産出額の約1.4倍の産出額を誇る、日本一の米処です。
そんな米処のアンテナショップだけに、アンテナショップとしては珍しく米コーナーが設置されています。
単に新潟県産米というだけでなく、産地別・品種別でも売っています。
ただし、重くて持ち帰るのが大変だと思いますので、オンラインショップでの購入がオススメですよ。

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画像:㈱堀商店 天日乾燥魚沼産コシヒカリ2kg(筆者撮影)


清酒蔵元数No.1の酒処

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イメージ画像(引用元:photo AC)

国税庁『酒類製造業及び酒類卸売業の概況(令和3年調査分)』によると、新潟県内の清酒製造事業者数は88事業者で全都道府県で1位
新潟県に蔵元が多い要因の一つとして、新潟県内の神社数が多いことが挙げられます。
文化庁『宗教統計調査(2023年度)』によると、新潟県の神社数は4,672社で全都道府県で1位
神社にお供えする神饌(しんせん)の一つに御神酒があり、神事には欠かせないものとなっています。
神社の数が多ければ、それだけ奉納する御神酒のお届け先数もお届け数量も多くなります。
新潟県は全国で5番目に面積の広い都道府県であり、物流が今のように発展していなかった昔は、広大な県内に点在する全ての神社をカバーするためにも県内各地に多くの蔵元が必要だったのだと思います。
蔵元の数が多ければ、それだけ互いに競い合って、より良い清酒が造られていきますが、新潟県は酒造りに必要な米にも水にも恵まれています。
日本一の米処である新潟県の農家と蔵元が一体となり、酒造りに合う米を特別に栽培。
酒造りに欠かせない水も、豪雪地帯である新潟県は、標高の高い山々から流れ出た雪解け水の伏流水が豊富。新潟県の天然水は日本でも有数の軟水であり、この水がお酒を柔らかくまろやかにします。
そして、日本三大杜氏の一角である「越後杜氏」が、この米と水を使って清酒へと造り上げるのですから、新潟の清酒は美味しい訳ですね。
ここ「ブリッジにいがた」でも新潟県の清酒を取り揃えておりますので、お近くまでお越しの際には是非ともお酒コーナーにお立ち寄り頂ければと思います。

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酒売場(筆者撮影)

米処新潟は米菓出荷額も日本一

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イメージ画像(出所:photo AC)

総務省統計局『2022年 経済構造実態調査』(製造業事業所調査・二次集計・品目別統計表)によると、新潟県の米菓出荷金額は1,721億円で全国1位! 全国出荷金額合計の54.1%を占めています。
亀田製菓、三幸製菓、岩塚製菓、栗山米菓、越後製菓といった大手米菓メーカーが新潟県を本拠地としていますね。
チョコレートメーカーのイメージの強いブルボンも、本社が新潟県柏崎市にあり、「チーズおかき」や「味ごのみ」などの米菓も製造していますし、非常に米菓づくりが盛んな県です。

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米菓を中心とした菓子・加工食品売場(筆者撮影)

ここ「ブリッジにいがた」でも新潟県の米菓を取り扱っており、「亀田製菓 サラダホープ」のような新潟県内の土産屋や駅売店、高速道路SA・PAでしか買えない米菓も取り扱っています。

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画像:亀田製菓㈱ サラダホープ(筆者撮影)

お菓子と言うべきか、加工食品と言うべきか、「阿部幸製菓㈱ 柿の種オイル漬け にんにくラー油」という商品も取り扱っていました。
こちらは、ブリッジにいがたオンラインショップで2個セットが買えるようです。
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画像:阿部幸製菓㈱ 柿の種オイル漬け にんにくラー油(右)と同激辛(左)

魚沼地方の名物「へぎそば」も取り扱い

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イメージ画像(出所:photo AC)

「へぎそば」とは、蕎麦粉のつなぎに布海苔を使い、片木(へぎ)と呼ばれる器に乗せて供される蕎麦で、魚沼地方の名物料理です。
「へきそば」発祥には諸説あり、北魚沼地方の小千谷市に2店舗を展開している「わたや」が考案したという説と、中魚沼地方の十日町市に本店を構え、新潟市、燕市、長岡市へと多店舗展開している「小嶋屋総本店」が考案したという説があります。
なお、小千谷市の業界団体が「小千谷名物へぎそば」で商標登録し、十日町地域へぎそば組合が「十日町へぎそば」で商標登録しています。
「ブリッジにいがた」でも冷凍のへぎそばを取り扱いしていますよ。
店頭では1袋ずつ販売していて買いやすいですが、保冷剤が貰えるとはいえ帰宅するまでに溶けないか不安だという方は、オンラインショップで5袋入を購入できますよ。

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画像:㈱たかの 冷凍 小千谷へぎそばつゆ付き(筆者撮影)

村上名物「塩引鮭」

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イメージ画像(出所:photo AC)

農林水産省『漁業産出額』(調査年2021年)によると、新潟県は鮭の産出額全国5位の名産地です。特に村上市の塩引き鮭が有名です。
江戸時代中期(18世紀)に、村上藩士の青砥 武平治(あおと ぶへいじ)は鮭の回帰性に注目。
村上市を流れる三面川(みおもてがわ)の支流である種川を、遡上した鮭が産卵しやすいよう整備しつつ、鮭の稚魚が川を下る春の漁を禁止する「種川の制」を創設して、鮭の自然繁殖に努めました。江戸時代にして持続可能な漁業を考案するとは凄いですね。
村上の塩引鮭は、内臓を取り除いて水洗いした鮭に天然の粗塩をたっぷりと擦り込み、1週間程おいた後に流水に浸して余分な塩を抜き、その後に冬場の北西からの寒風に1週間程度さらして乾燥・熟成させたものです(製造者によっては3~4週間干すところもあります)。
低温発酵により鮭のタンパク質がアミノ酸に分解され、旨味が凝縮されるのが特徴です。
製造に手間と時間が掛かっている分高級品となっていますが、話のネタに是非お試し下さい。

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画像:斎藤商店 越後村上名産 塩引き鮭 切り身 3切(筆者撮影)


妙高市伝統の発酵調味料「かんずり」

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画像:㈲かんずり かんずり47g(筆者撮影)

「かんずり」は唐辛子に米糀、柚子、食塩を加えて、長期熟成・発酵させた調味料です。
生産地である妙高市は新潟県西部、長野県の北側に位置する上越地区の都市。
戦国時代屈指の名将、上杉謙信公の居城である春日山城は妙高市のお隣の上越市にありますが、特別豪雪地帯である上越地区の住民に対し、体を温めるようにと唐辛子を上杉謙信公が配ったことが「かんずり」製造のルーツだと言われています。
「かんずり」のパッケージにも、上杉謙信公の旗印である「毘」(毘沙門天を信仰)の文字が印字されています。
「かんずり」の長期熟成されたマイルドな辛みと柚子の風味がきいた味わいは、鍋料理・おでん・ラーメン・そば・うどんの薬味に使うのは勿論、焼いた肉や魚に塗っても美味しく召し上がれますよ。

栃尾の油揚げ

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イメージ画像(出所:photo AC)

栃尾は、中越地方の中心都市である長岡市の東部にある地域(旧・栃尾市:2006年に長岡市に編入)。
上杉謙信公(当時は長尾景虎)が青年時代を過ごした地であり、初陣で見事勝利を飾った地として有名です(栃尾城の戦い)。
そんな栃尾の名物が油揚げ(栃尾方言では「あぶらげ」)です。
普通の油揚げとは違い、厚みが3cm近くもあり、初見だと分厚さに驚きますよね。
なんでそんな分厚い油揚げが出来たかという由来には二つの説あります。
一つは、江戸時代中期に栃尾の秋葉神社の神職が、参拝客のために特別なお土産を考案して欲しいと豆腐屋の林蔵に依頼して、林蔵が考案したという説です。
もう一つは、同じく江戸時代中期に越後三大馬市の一つである栃尾に買い付けに来た馬喰(「伯楽」「博労」とも書く。読み方は「ばくろう」。牛馬の売買やその仲介をする商人。)が、売買成立時に証文代わりに商談相手と酒と酌み交わし、その酒の肴として油揚げを豪快に手掴みで食べていたそうです。そんな馬喰の豪快な気質に合わせて、徐々に油揚げが大きくなっていったという説です。
そんな分厚い栃尾の油揚げはその見た目だけではなく、低温と高温で2度揚げする独特の製法を用いており、外はパリッと中はふっくらしているのも特徴です。
注意点としては、普通に加熱調理すると分厚過ぎて中まで熱が通りにくいということ。加熱調理する前に電子レンジで温めるのがポイントです。
レンジで温めた油揚げをフライパンで軽く炙り、ネギや生姜、大根おろし、おかか等を乗せて食べると美味しいですよ。
店員さんのオススメは「㈲豆撰 栃尾の油揚げ」。原料の大豆は新潟県産大豆を100%使用。その大豆を水に浸して擦り潰した後、煮沸せずに豆乳を絞り出すという伝統の生搾り製法を守り続けているそうです。煮搾りと違い、手間はかかりますし、搾り出る豆乳の量も少ないですが、渋みや苦みが少なく、甘み、大豆の風味を生かした豆乳になるとのこと。

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画像:㈲豆撰 栃尾の油揚げ(←5枚セットとなりますがオンラインショップでも取り扱い)

人気のご当地ラーメン「新潟ラーメン」

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イメージ画像(出所:photo AC)

新潟県は全国的にも有名なラーメンの激戦区!
県の面積が広いこともあり、同じ新潟県内でもご当地ラーメンが複数生まれています。
2000年代中頃には「新潟あっさり醤油」「新潟濃厚味噌」「燕三条背脂」「長岡生姜醤油」が雑誌で紹介されるようになり、そこに「三条カレーラーメン」を加えて新潟5大ラーメンと言われています。
フリッジにいがたでも新潟ラーメンコーナーが作られており、またオンラインショップでも新潟ラーメンセットを取り扱っています。

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画像:新潟ラーメンコーナー(筆者撮影)

さいごに


ここまで「ブリッジにいがた」についてご紹介してまいりましたが、新潟の名産品を品揃えしているだけでなく、試飲・試食販売などのイベントも実施しているお店です。
東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前駅」A1出口から徒歩2分というアクセスしやすく、日本橋エリアにある他自治体アンテナショップも見て回れるお店ですので、日本橋エリアにお越しの際には是非お立ち寄り頂ければ幸いです。
遠方にお住まいで日本橋に寄る機会がないという方は、以下の「ブリッジにいがたオンラインショップ」をご覧頂ければと思います。

ブリッジにいがたオンラインショップ(https://www.bridge-niigata.com/)

今回は以上となります。ご精読有難うございました。
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