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アンケートをとってみた「バレンタイン」(2024年)

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「ぐるっぱ」では、年間催事についてのアンケートを取っております。その結果の一部を記事にして公開しております。今回は「バレンタイン」についてのアンケート結果をご紹介いたします。是非ご覧下さい。

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そもそも「バレンタインデー」とは?

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(画像出所:photo AC)

古代ローマでは、2月15日に豊穣の女神マイアに豊作を祈願する「ルペルカーリア祭」が開催されていました。その前日の2月14日は結婚の女神ユノの祝日であり、クジ引きが行われて男女のペアが作られます。そして、2月15日から始まるルペルカーリア祭をペアで過ごすことで、祭りの間に恋に落ち、そのまま結ばれたと言われています。
西暦269年、ローマ帝国の軍人皇帝クラウディウス2世は、「兵士たちが戦地に赴くのを嫌がるのは、故郷にいる恋人や家族と離れたくないからだ」と決め付け、兵士の結婚を禁止しました。ところが、キリスト教の司祭ウァレンティヌス(英:バレンタイン)は、皇帝の命に背いて多くの兵士たちに結婚式を挙げさせていたことから、ルペルカーリア祭で神に捧げる生贄として、祭り前日の2月14日に処刑されました。
時は流れて5世紀、ローマ教皇ゲラシウス1世は、前述のルペルカーリア祭を風紀が乱れるとして廃止し、殉教したウァレンティヌス司祭を恋人たちの守護聖人として讃えて、2月14日を「バレンタインデー」と定めました。そして、バレンタインデーは、14世紀頃から「恋人同士が贈り物を交換して愛を確かめ合う日」として定着していったそうです。
日本では「女性が意中の男性にチョコレートを贈って告白する日」として認知されていますが、これはチョコレートメーカーがそういう趣旨の広告・キャンペーンが展開したことが要因であり、日本独特のものです。欧米では「夫婦や恋人同士が愛を確かめ合う日」という認識であり、どちらかというと男性が主体です。男性が女性に花束やメッセージカード、ジュエリーや香水などを贈りつつ、共に観劇やディナーを楽しむのが一般的です。女性が男性にプレゼントを贈る場合には、お酒やファッション小物などが多いとのこと。
欧米の中ではイギリスが少し特徴的で、他の欧米諸国同様に夫婦や恋人同士でプレゼントを交換するだけでなく、男性が意中の女性に自分の名前を書かずに「Be My Valentine=私のバレンタイン(恋人)になって」「From Your Secret Admirer=あなたを密かに慕う者から」というメッセージカードを贈る場合もあるそうです。
ちなみに、バレンタインの贈り物としてチョコレートが定着していますが、その要因としてイギリスの老舗チョコレートメーカー「キャドバリー」が1868年にハート型ギフトボックスのチョコレートを発売したことが挙げられます。


義理チョコを貰った男性は約1/4

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平成後期から「虚礼廃止」(虚礼=意味のない儀礼)の流れができ、義理チョコも虚礼として年々減ってきています。2018年2月1日にゴディバ ジャパン株式会社が日本経済新聞に「日本は、義理チョコをやめよう。」という広告を掲載しましたが、当時かなり話題になりました。
そんな義理チョコを貰ったという男性は、企業・公官庁等にお勤めの方の26%もいました。減ってきているとはいえ、まだ1/4もいるとは驚きです。


男性もチョコを買う?

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店頭に美味しそうなチョコがいっぱい並んでいるため、男性ではあるが思わず手に取ってしまったということもあると思います。
アンケートでは男性回答者の12%が、美味しそうなので思わずチョコを買ってしまったと回答。少数派ではありますが、需要はゼロではないようです。
日本では「バレンタインデーは、女性が意中の男性にチョコを贈るとともに愛の告白をする日」という位置付けになっているため、美味しそうなチョコが並んでいるから買いたくても、バレンタインシーズンに男性が買うのは躊躇われますよね。
「本場欧米のように男性も奥さんや彼女にチョコを贈ろう」とか「奥さんやお子さんと一緒にチョコを食べよう」という打ち出し方をしてもらうと、男性も買いやすいかと思います。
なお、買ったチョコは「1人で食べた」と「妻(恋人)と食べた」がそれぞれ1/3程度、「家族と食べた」が約2割となっていました。

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友チョコを配ったか?

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2000年代から同性の友人にチョコを贈る、「友チョコ」という新たな慣習が出来ました。
2020年からコロナ禍でリモートワークやオンライン授業が取り入れられたことで友チョコの需要は減り、かわりに「自分へのご褒美チョコ=マイチョコ」の需要が増えたと言われています。
アンケートでは女性回答者の23%が、「友チョコを配った」「友人とチョコを一緒に食べた」と回答しており、義理チョコと同程度の需要がありそうです。
なお、友チョコの単価は、バラけてはいますが比較的安い価格帯が多いようです。

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ファミチョコを配ったか?

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「ファミチョコを配った」「家族と一緒にチョコを食べた」という女性は、約半数にものぼります。
義理チョコや友チョコの倍近い値になっていますね。外部の人に対する儀礼よりも、家族と一緒に楽しみたいという気持ちが大事ですよね。
ファミチョコの単価も、上項の友チョコの単価と比べて高くなっており、1001円以上という価格帯が最多となっています。

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今回使用したアンケート

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今回の記事は以下のアンケートを元に作成しました。

出所:食の総合情報サイト ぐるっぱ(https://www.guruppa.jp/
アンケート名:バレンタインデーについてのアンケート2024
調査方法:インターネット調査
調査対象:日本全国 男女
調査期間:2024年2月14日~2月20日
総回答者数:1,771人

いかがでしたか? アンケート結果を見ると、驚きや新たな発見がありますよね。
ぐるっぱ事務局では、今後も定期的に食や生活にまつわるアンケート結果を掲載していく予定です。

なお、本記事に掲載されているグラフは、「食の総合情報サイト ぐるっぱ」より転載した旨をご記載下されば、有償提供される物への使用を除き、個人・法人問わず無料でご利用頂けます。

最後までご覧下さり有難うございます。次回も宜しくお願いします。