アンケートを取ってみた「節分」2024年
「ぐるっぱ」では、年間催事についてのアンケートを取っております。その結果の一部を記事にして公開しております。今回は「節分」(2024年)についてのアンケート結果をご紹介いたします。是非ご覧下さい。
そもそも「節分」とは?
(画像出所:photo AC)
もともと節分は、立春・立夏・立秋・立冬の前日を指すものでしたが、立春の前日のみを指すようになりました。
中国では、疫病をもたらす疫鬼を魔除けの力を持つ穀物で追い払う「追儺(ついな)」という行事が行われていました。
それが日本に伝わり、1年間健康に過ごせるようにという願いを込め、邪気を払うべく、節分に豆まきをするようになったと言われています。
豆まきをした人は全体では24%
豆まきをした人は、総回答者数の24%に留まっています。
ですが、末子年齢別に見ると、0~6歳は33%、7~12歳は45%と、全体より高い値になっています。
13~15歳になると24%にまで急落しており、小学生以下のお子さんのいる家庭で行われていることが多いようです。
ちなみに、豆まきで一般的に使用される福豆は炒った大豆ですが、これは神様が人食い鬼に「この豆から芽が出たら人間を食べて良いが、芽が出る前に人間を食べたら罰を与える」と炒った大豆(炒ってあるから芽が出る訳がない)を渡したという話に由来しています。
どのように豆まきしたか?
「福豆を枡などに入れてからまいた」という伝統的なスタイルが42%と最多です。
次点が「小袋の福豆を、小袋に入ったまままいた」で、36%を占めています。
小袋のまま撒いた方が、後片付けが楽な上に食べるとき衛生的ですね。
「殻付き落花生をまいた」という回答も12%ありますが、これも小袋同様に後片付けが楽だし、食べるときに衛生的であることが、根付いた理由だと思われます。殻付き落花生をまく人は、北海道・東北・北陸に多いようです。
恵方巻を食べたか?
関西の文化であった恵方巻は、1998年にセブンイレブンが全国で販売し始め、それにコンビニ各社が追随したことから、今や節分の行事食として全国で定着しました。
そんな恵方巻を食べた人は総回答者数の40%と、豆まき実施率の24%より多くなっています。
節分は「豆をまく日」から「恵方巻を食べる日」へと実施内容の比重が変わってしまっていますね。
末子年齢別に見ると、0~6歳は52%、7~12歳は49%、13~15歳は48%、19~22歳は48%と、他と比べて高い値となっている一方、子供と同居していない人は36%と低くなっています。
恵方巻は手作り?それとも購入?
恵方巻を手作りした人は24%に留まり、73%が購入と回答しました。
手作りできない訳じゃないけれども、店頭にボリューム展開されているので、買おうという気になりますよね。
恵方巻を予約したか?
予約した人は18%、予約しなかった人は82%と、圧倒的に予約しない人が多いです。
近年はフードロス防止の観点から当日の店頭在庫数が少なくなっており、遅い時間に来店すると恵方巻が売り切れていることがあります。
恵方巻を確実に手に入れるなら予約した方が良さそうです。
恵方巻の値段は?
税込401~600円という回答が31%と最も多く、2割程度の回答を得ている価格帯は1000円以下に集中しています。
有名料理店監修の高価格商品が小売各社で販売されていましたが、やはり1000円を超えると手が伸びにくいですよね。
恵方巻の長さは?
18cm程度(レギュラーサイズ)が62%で最多でした。次点が9cm程度(ハーフサイズ)で36%を占めています。3番手は13cm程度で11%となっていますが、これは主にコンビニで扱っていたサイズですね。
近年は、「食べ切れない」「途中で飽きる」などの理由から、ハーフサイズよりも短いサイズが登場していますが、それらの回答率は低い状況です。
短くしたらしたで、今度は「恵方巻感がない」ということでしょうか。
今回使用したアンケート
今回の記事は以下のアンケートを元に作成しました。
出所:食の総合情報サイト ぐるっぱ(https://www.guruppa.jp/)
アンケート名:節分についてのアンケート2024
調査方法:インターネット調査
調査対象:日本全国 男女
調査期間:2024年2月5日~2月11日
総回答者数:1,740人
いかがでしたか? アンケート結果を見ると、驚きや新たな発見がありますよね。
ぐるっぱ事務局では、今後も定期的に食や生活にまつわるアンケート結果を掲載していく予定です。
なお、本記事に掲載されているグラフは、「食の総合情報サイト ぐるっぱ」より転載した旨をご記載下されば、有償提供される物への使用を除き、個人・法人問わず無料でご利用頂けます。
最後までご覧下さり有難うございます。次回も宜しくお願いします。
written by