鹿児島焼酎祭りin東京2023に行ってみた
11/1は「本格焼酎の日」!という訳で、同日に開催された本格焼酎のイベント「鹿児島焼酎祭りin東京2023」に行ってきました! その様子を皆様にお届けします。
「鹿児島焼酎祭りin東京2023」4年ぶりに開催!
鹿児島焼酎祭りin東京2023 日比谷ゴジラスクエア会場入口(筆者撮影)
コロナ禍で様々なイベントの開催中止が社会的に求められる中、同イベントも開催できずにいましたが、2023年5月7日をもってイベント開催制限が終了したことに伴い、4年ぶりに開催される運びとなりました。
多くの酒蔵が一同に会し、自分好みの焼酎が探せる貴重な機会、開催されるようになって本当に嬉しいです(∩´͈ ᐜ `͈∩)
【鹿児島焼酎祭りin東京2023 開催概要】
<開催日>
2023年11月1日(水)「本格焼酎の日」 ※開催時間は会場によって異なります
<会場・時間・実施内容>
①日比谷ゴジラスクエア(開催時間15:00~20:00)
日比谷ゴジラスクエア(筆者撮影)
・ちょい飲みチケット(3枚綴り)を税込500円で販売(支払は現金のみ)※ミネラルウォーターと豆菓子付き
→小正醸造、田苑酒造、本坊酒造、山元酒造、町田酒造、さつま無双、薩摩酒造など15蔵・各3銘柄の焼酎・リキュールの試飲が可能。
・焼酎と酒器の展示販売
焼酎展示販売コーナー(筆者撮影)
・焼酎ボトル1本ご購入につき1回、鹿児島の特産品が当たる即日抽選会に参加できます。
抽選コーナー(筆者撮影)
②かごしま遊楽館(ゴジラ像からTOHOシネマズ シャンテに向かって左の建物)
かごしま遊楽館(筆者撮影)
かごしま遊楽館 公式ホームページ https://www.pref.kagoshima.jp/yurakukan/
1階 さつまいも館(営業時間10:00~19:00)
焼酎に合うおつまみの販売
※suicaなどの交通系IC及びQUICペイ、PayPayなどバーコード決済に対応
2階 レストラン 遊食豚彩いちにぃさん(営業時間11:30~21:30 L.O.21:00)
参加蔵元の焼酎特価販売(1杯 税込200円) ※数量限定・無くなり次第終了
※クレジットカード(VISA/Master・UC・DC・NICOS・JCB・AMEX・DINERS)、電子マネー(Edy・ID・QuicPay・d払い 他各種)、PayPayに対応
会場の最寄駅は「日比谷駅」(東京メトロ日比谷線・千代田線、都営三田線)
<地図>
メイン会場「日比谷ゴジラスクエア」の様子をお届け!
日比谷ゴジラスクエア 15時過ぎに外側から撮影(筆者撮影)
日比谷ゴジラスクエア 15時過ぎに内側から撮影(筆者撮影)
会場は「日比谷ゴジラスクエア」と「かごしま遊楽館」の2ヶ所ですが、今回はメイン会場となる「日比谷ゴジラスクエア」の様子をお届けします。
日比谷ゴジラスクエア周辺には、東京ミッドタウン日比谷や日比谷シャンテなどの商業施設やオフィスビルが立ち並んでおり、買い物客や会社員など多くの人が行き交う場所となっています。
私は15時過ぎに会場入りしましたが、その時点で上の写真の状況でした。まだ15時過ぎだというのに、いや~皆さん飲兵衛ですね~♪ まぁ、私もなんですけどね(๑´ڤ`๑)テヘ
ちょい飲みチケット3枚綴り 税込500円 ※ミネラルウォーターと豆菓子付き(筆者撮影)
会場入りしたら、先ずはチケット売場で「ちょい飲みチケット 3枚綴り」(税込500円)を購入(支払は現金のみ)。
ちょい飲みチケット1枚で、3オンス(90ml)の試飲カップ1杯です。カップは小さいですが、並々注いでくれますよ。
ストレート、ロック、水割り、炭酸割り、お湯割りから飲み方を選べるのが嬉しいですね。
ちなみに、ちょい飲みチケットにはミネラルウォーターと豆菓子が付いています。
本格焼酎はアルコール度数が高いですから、適宜水分とおつまみはとった方が良さそうです。
おつまみが豆菓子だけじゃ物足りないという方は、「かごしま遊楽館」1Fでおつまみを買えますよ。
私も「かごしま遊楽館」で薩摩揚げを買いましたが、本当に美味しかったので皆さんも是非お試し下さい。
有村屋さつまあげ6個パック 税込648円(筆者撮影)
ちょい飲みチケット(3枚綴り)を3セット購入しましたので、筆者が試飲した9銘柄についてレビューしてまいります!
筆者が試飲した銘柄はコチラ
(筆者撮影)
小正醸造㈱ メローコヅル エクセレンス
白麹で仕込んだ41度の米焼酎。メローコヅルは、1957年発売された日本初の長期樽熟成焼酎(6年熟成)で、世界三大酒類コンテスト(※)のうち、IWSC2023で金賞受賞、ISC2023で最高金賞(ダブルゴールド)受賞と世界的に高い評価を受けています。オススメの飲み方はロック・水割り・炭酸割りとのこと。41度と度数は高いですが、長期樽熟成により、まろやかな口当たりとなっています。
※世界三大酒類コンテスト=世界で最も権威ある以下の3つの酒類品評会
IWSC(インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション)
ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)
SFWSC(サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション)
(筆者撮影)
小正醸造㈱ 小鶴 the Muscat
黒麹で仕込んだ25度の芋焼酎。オススメの飲み方は炭酸割り・水割りとのこと。芋焼酎なのにマスカットのようなフルーティーな香りがして面白かったです。芋焼酎を飲んだことのない女性にもオススメできそうです。芋焼酎好きな方にも、連続して芋焼酎を飲む合間にコレを挟んで頂けると、テイストが変わって面白いと感じて貰えそうです。
(筆者撮影)
田苑酒造㈱ 田苑 ENVELHECIDA(エンヴェレシーダ)
白麹で仕込んだ25度の芋焼酎。3年間オーク樽で貯蔵しているそうです。オススメの飲み方はロック・炭酸割りとのこと。長期熟成酒ならではのまろやかな口当たりに、ほのかな甘みも感じられます。柑橘類のような香りも面白いと思いました。芋焼酎ビギナーの若い世代にオススメできそうです。
(筆者撮影)
本坊酒造㈱ あらわざ(新技)桜島
白麹で仕込んだ25度の芋焼酎。IWSCでTrophy(世界最高賞)、ISCで最優秀金賞、SFWSCでBest of class(世界最高賞)を獲得したこともある、世界的に評価の高い銘柄です。オススメの飲み方はロック・炭酸割りだそうです。スッキリ・ライトな味わいでクイクイいけちゃいますね。
(筆者撮影)
山元酒造㈱ さつま五代 NOUVEAU(ヌーヴォー)
黒麹で仕込んだ25度の芋焼酎。今年の初掘り芋を使用した新酒です。10月12日に発売されたばかりの季節限定品、今だけしか楽しめない味わいですね。オススメの飲み方はお湯割り・水割り・ロックとのこと。新酒ならではのフレッシュな香りが堪りませんね。
(筆者撮影)
町田酒造㈱ 奄美黒糖焼酎 里の曙 黒麹仕込み
黒麹で仕込んだ25度の黒糖焼酎。黒麹仕込みならではの特有の芳香と深みのある味が特徴で、減圧蒸留によりやや淡麗に仕上げているそうです。オススメの飲み方はロック・炭酸割り・お湯割りとのこと。豊かな香りとスッキリとした味わいは、色々な料理と相性が良さそうです。
(筆者撮影)
町田酒造㈱ 奄美黒糖焼酎 里の曙 原酒(黒角)
白麹で仕込んだ43度の黒糖焼酎。精選された原料を使用して長期熟成した原酒。IWSCで2021年・2022年・2023年と3年連続金賞受賞の逸品。オススメの飲み方はロック・ストレートとのことです。アルコール度数は43度と強いですが、長期熟成されているからか、まろやかな口当たりで、原酒ならではの芳醇な味と香りが楽しめます。
(筆者撮影)
さつま無双㈱ 古式にごり
黒麹で仕込んだ25度の芋焼酎。濾過フィルターではなく、時間をかけて綿布で濾過することで、芋本来の旨味・甘味・コクのある焼酎に仕上がっているそうです。オススメの飲み方はお湯割り・水割りとのこと。
実際に飲んでみると、ビックリするほど薩摩芋の旨味と甘味を感じられ、原料が薩摩芋だということを物凄く実感できる味わい。
芋焼酎ビギナーにも、芋焼酎愛好家の方にもオススメできる商品です。
(筆者撮影)
薩摩酒造㈱ 彩響(あやひびき)
白麹で仕込んだ25度の芋焼酎。本格焼酎では初となる清酒酵母(1801号酵母)を使用し、低温で発酵させた商品で、2023年8月1日から首都圏先行発売となっているそうです。オススメの飲み方は炭酸割り・ロック・水割りでとのこと。芋焼酎とは思えない、まるで青リンゴのような爽やかな香り。炭酸割りにすると泡が弾けて、より香りが広がりそう。芋焼酎未体験の方に是非お試し頂きたい商品ですね。
まとめ
日比谷ゴジラスクエア 18時過ぎに外側から撮影(筆者撮影)
一口に鹿児島焼酎と言っても、数多くの銘柄があります。どの銘柄がどのような香りと味わいなのか、どの銘柄が自分好みのものなのか、様々な銘柄を飲み比べて確かめられるのは、お酒を扱う仕事でもしていない限り、こうした酒フェスに参加するくらいしか無いと思います。
飲み放題付き入場券3,000~4,000円や、試飲チケット10枚付き入場券2,000~3,000円、入場券500円(酒代は別途1杯300円)というような料金の酒フェスがある中で、入場無料・試飲チケット3枚500円という「鹿児島焼酎祭り」は非常に良心的な酒フェスです。鹿児島県運営施設(かごしま遊楽館)が主催に絡んでいることもあり、純粋に鹿児島焼酎のファン拡大が目的なのだと良く分かります。
今年の開催は終了しましたが、開催日は11月1日「本格焼酎の日」固定ですので、焼酎好きな方は是非来年開催時に参加して、新たな焼酎との出会いを楽しんで下さい。
以上、ご精読有難うございました。
関連記事:かごしま遊楽館に行ってみた(https://www.guruppa.jp/blog/detail?blog_id=871)
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