アンケートをとってみた~よく食べるラーメン~
よく食べるラーメンに年代ごとの違いはあるのか? 気になったので調査しました! 調査結果の中で、特徴的だったものをご紹介します。 ご覧の貴方が同年代の中で多数派なのか少数派なのか? 他の年代はどうなっているのか? 年代ごとの違いを是非ご覧ください! (以下の各グラフは該当する性年代で「よく食べる」と回答した人の割合を表示)
まずは王道の醬油・味噌・塩・豚骨から
カップラーメンや袋ラーメンで馴染みのある醬油・味噌・塩・豚骨。
王道のフレーバーだけによく食べるという回答が多いです。
全体での回答率は、醬油59.2%、味噌47.0%、塩37.0%、豚骨25.2%でした。
王道中の王道である醬油と味噌は全性年代とも高い数値を示しています。
塩ラーメンは男女とも50代が他の年代よりやや高くなっています。1971年9月に「サッポロ一番 塩らーめん」が発売、「白菜、椎茸、に〜んじん♪」というCMが大量投下され、それまで馴染みのなかった塩ラーメンが全国に広がりました。その当時子供だった世代が50代ですね。
豚骨は40代・50代男性の回答率が他の性年代より高くなっています。1980年代中盤から豚骨ラーメン店が東京に出店し、首都圏で豚骨ラーメンブームが起こり、さらには1990年頃からの環七ラーメン戦争のメインプレーヤーとしてメディアで取り上げられ、全国的に普及しました。当時、人気豚骨ラーメン店によく通っていたのが、団塊ジュニア世代だと言われており、2022年現在の40代・50代に相当します。
第二グループは担々麺・豚骨醬油
2010年代から人気が出始めた担々麺(汁なし担々麺)ですが、2018年頃からのしびれブームで一気にブレイクしましたね。30代以下の男性の回答率が高い一方、70代以上の方の回答率は低いです。
濃厚な豚骨醬油ベースのスープに太麺が特徴の横浜家系ラーメン。その家系ラーメン御三家の一角である「六角家」が、1994年「新横浜ラーメン博物館」開業に際して横浜代表として出店、横浜家系ラーメンブームが起きました。その当時の幼児~20代の若者が、今の30代~50代にあたりますね。
第三グループは辛味噌・つけ麺・魚介豚骨
仙台辛味噌ラーメンのカップ麺が、2010年代からスーパーやコンビニでよく見かけられるようになりました。小売各社の東北応援キャンペーンでも度々登場して定着しました。全国的に取り扱いが拡大したタイミングから、40代以下の世代から支持されているようです。
つけ麺は、東京・東池袋「大勝軒」の暖簾分け店舗が2000年代に続々出店し、各地に広がりを見せました。この東池袋「大勝軒」は、2007年に東京都の再開発事業のため立ち退きで閉店、からの2008年に移転して復活がメディアに取り上げられ話題となりました。さらに、創業者の山岸氏がお亡くなりになった2015年にも、大々的に報道されました。つけ麺は麺量が普通のラーメンより多いこともあり、30代以下の男性からの支持が高くなっています。
上記のつけ麺とも被っているケースがありますが、魚介豚骨ラーメン(濃厚魚介ラーメン・濃厚魚介つけ麺)は2000年代にブームとなりました。ブーム当時20代だった、今の40代からの支持が他の年代より高くなっています。
番外編~地域別で特徴的なもの
地域別で特徴があったのは、豚骨と辛味噌でした。比較対象として醬油のグラフも貼り付けています。
皆様予想はついたでしょうが、九州での醬油と豚骨の格差は凄いですね!
辛味噌ラーメンは、山形や仙台が有名なこともあり、東北地方の支持が高くなっています。
使用したアンケートのご紹介とまとめ
今回の記事は以下のアンケートを元に作成しました。
出所:食の総合情報サイト ぐるっぱ
アンケート名:よく飲食するものの調査
調査方法:インターネット調査
調査対象:日本全国 男女
調査期間:2022年6月6日~2022年6月12日
対象回答者数:1,640人
いかがでしたか? アンケート結果を見ると、驚きや新たな発見がありますよね。
ぐるっぱ事務局では、今後も定期的に食や生活にまつわるアンケート結果を掲載していく予定です。
なお、本記事に掲載されているグラフは、「食の総合情報サイト ぐるっぱ」より転載した旨をご記載下されば、有償提供される物への使用を除き、個人・法人問わず無料でご利用頂けます。
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