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「日本橋 長崎館」に行ってみた

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“東京にいながら各県の名産品が楽しめる”自治体アンテナショップをご紹介! 今回は、東京・日本橋にある長崎県のアンテナショップ「日本橋 長崎館」をご紹介いたします。

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長崎の食や観光情報の提供、イベント開催もするアンテナショップ

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店舗外観(筆者撮影)

今回は、長崎県のアンテナショップ「日本橋 長崎館」に行ってまいりました!
同店は、長崎の特産品・土産品の販売だけでなく、軽飲食の提供や観光案内、イベント開催もしている総合的なアンテナショップです。
徒歩5分圏内には、おいでませ山口館、Cave de ワイン県やまなし、ここ滋賀、日本橋とやま館などもあり、アンテナショップのはしごもできる立地にあるのもポイントですね。

【日本橋長崎館の住所・TEL・URLなど】

<住所>
〒103-0027 東京都中央区日本橋2-1-3
アーバンネット日本橋二丁目ビル1階
<TEL>
ショップ 03-6262-5352
観光案内 03-3241-1777
<営業時間>
ショップ 10:30~19:30
観光案内 10:30~18:00(最終受付17:45)
<ホームページ>
https://nagasakikan.jp/index.html
<facebook>
https://www.facebook.com/nihonbashinagasakikan/
<Instagram>
https://www.instagram.com/nihonbashinagasakikan/
<公式オンラインショップ>
https://nagasakikan-ec.com/
<アクセス>
●東京メトロ 「日本橋」駅 B7出口 徒歩1分
●東京メトロ「三越前」駅 B5出口 徒歩3分
●JR「東京」駅 八重洲北口 徒歩5分
<地図>


フロアマップ

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フロアイメージ(筆者作成)

日本橋長崎館は、①物販ゾーン、②観光案内ゾーン、③イベントゾーン、④軽飲食ゾーンの4つのゾーンで構成されています。

①物販ゾーン
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(筆者撮影)
長崎カステラや長崎ちゃんぽん等の定番商品から、首都圏ではココでしか買えない商品も取り揃えています。

②観光案内ゾーン
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(筆者撮影)
ハウステンボスやグラバー園などの定番の観光スポットから、首都圏ではまだ知られていない隠れた観光名所まで、長崎県出身の「旅の案内人」が丁寧に案内してくれます。
また、長崎県内の地図や観光パンフレットなども豊富に取り揃えている他、臨場感あふれる映像を放映して長崎県の魅力を発信しています。

③イベントゾーン
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(筆者撮影)
長崎県内の自治体や生産団体、企業によるPRや実演販売などを行います。普段は日本橋長崎館で取り扱いしていない商品を、期間限定販売したり、軽飲食ゾーンと連動したりすることもありますよ。以下のURLからイベント情報を確認して頂き、イベント開催にあわせてご来店頂くと、より一層「日本橋 長崎館」を楽しめます。
https://www.nagasakikan.jp/event/index.html

④軽飲食ゾーン
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(筆者撮影)
長崎県の菓子や茶、酒を味わえます。長崎県にまつわる料理や「本日のカステラ」や「カスドース」の他、日替わりメニューもあります。食事を提供する食器は、国の伝統的工芸品に指定されている「波佐見焼(はさみやき)」で、食器を購入することもできますよ。


全国2位!海の幸の宝庫

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イメージ画像(引用元:photo AC)

農林水産省『令和3年漁業産出額』によると、長崎県の漁業産出額は約936億円で全国2位!
長崎県は東シナ海と日本海を回遊する様々な魚種が来遊する上、その複雑に入り組んだ海岸線は養殖にも適しています。
長崎県の魚種別海面漁業産出額は、
タイ類、サバ類、真アジ、アナゴ類、太刀魚、サザエ→全国1位
ブリ類→全国2位
クロマグロ、イカ類→全国3位
タコ類→全国4位
イワシ類、ヒラメ→全国5位
と多くの魚種で全国上位にランクインしています。
養殖では、クロマグロとフグ類が全国1位、真珠が全国2位となっています。
水産王国長崎県のアンテナショップだけに、日本橋長崎館では長崎県産の水産品を豊富に取り揃えております。
長崎県の名物と言えば「焼きアゴ(飛魚)」。長崎では江戸時代からアゴ漁が盛んに行われているそうです。
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(有)海産物のわたなべ そのまま食べるあご しお味 26g 税込378円(筆者撮影)

「日本三大珍味」の一つ「からすみ」も長崎名物ですね。からすみは、ボラの卵巣を塩漬けし塩抜きした後、天日で干して乾燥させたもの。安土桃山時代に中国から長崎に伝来、当時の天下人である豊臣秀吉に献上されて、その舌を唸らせたと言われています。
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(株)魚住商店 魚住の生からすみ 70g 税込1,728円(筆者撮影)

漁獲高が高いことから、当然に蒲鉾などの魚の練り物の生産も消費も盛んです。総務省統計局『家計調査』(2人以上の世帯・調査年2022年)で都市別・品目別の消費支出を確認すると、長崎市は魚肉練製品合計の消費支出が全国1位(内訳:蒲鉾2位・揚げ蒲鉾2位・他の魚肉練製品2位・ちくわ14位)。都内のスーパーでは見かけない、多様な魚の練り物を日本橋長崎館では取り揃えています。
生魚を楽しみたいけど、さばくのが面倒という方は、流水解凍してご飯に乗せるだけですぐ食べられる、「天然あじ丼」「天然ぶり丼」がオススメですよ。
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日本遠洋旋網漁業協同組合「天然あじ丼」「天然ぶり丼」各税込480円(筆者撮影)


ビワとミカンの名産地

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イメージ画像(引用元:photo AC)

農林水産省『果樹生産出荷統計』(調査年2021年)によると、長崎県はビワの収穫量1位!
全国の収穫量の30%を占めており、2位 千葉県の約2倍の収穫量となっています。
江戸時代、長崎市茂木町の三浦シヲさんが、中国からもたらされたビワの種をまいたことが、長崎でのビワづくりの始まりだと言われています。一個人が始めたことが、地域の一大産業になるとは驚きですね。
ビワは温暖な気候、水捌けの良い土壌が栽培に適しており、温暖で且つ水捌けの良い斜面地が多い長崎県はビワづくりに最適な土地だったということも、日本一のビワの産地になった要因だと考えられます。
ビワは、ハウス栽培では4月~5月、露地栽培では5月中旬~6月上旬に収穫される初夏の果物で、そのまま食べても、果実酒にしても美味しいです。果実酒に使用したビワは、酒から引き上げた後にジャムにするのも良いと思います。
青果のビワの取り扱いは旬の時期に限られていますが、長崎県産のビワを原料として使用した「(有)茂木一◯香本家 茂木ビワゼリー」などは、日本橋長崎館にてほぼ通年(※)で取り扱いしていますよ。(※その年の長崎県産茂木ビワの作柄によっては通年販売できない場合もあります)
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(有)茂木一まる香本家 茂木ビワゼリー 3個箱入 税込1,140円(筆者撮影)

また、長崎県はミカンの収穫量が全国5位の名産地です(農林水産省『果樹生産出荷統計』調査年2021年)。
年間平均気温が15℃~18℃、冬の最低気温が-5℃以下にならない温暖な気候、且つ日照時間が多く、夏~秋の降水量が多過ぎないことが、美味しいミカンを育てる条件だと言われています。降水量が多い場合はマルチシートで土壌を覆い、吸水量を調整するのだそうです。温暖な長崎県にピッタリの果物ですね。長崎県下統一みかんブランド「出島の華」は、糖度が14~16度もあるそうです(販売時期は12月中旬~1月下旬)。長崎みかんのセカンドブランド「長崎恋みかん」は、品種指定・農園指定・有機肥料・シートマルチ栽培といった規定のもと、一定以上の美味しさを確保したお求めやすいブランドだとのことです。
なお、一般的な温州ミカンの出回り時期は10月~4月だそうです。長崎県産温州みかんストレート果汁100%ジュース「JA長崎 リンアイ ストレートみかん」でしたら通年で取り扱いしていますので、是非お試し下さい。
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JA全農ながさき リンアイ 長崎県産ストレートみかん 200ml 税込135円(筆者撮影)


古くからの和牛の産地

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イメージ画像(引用元:photo AC)

長崎県は肉牛の産出額で全国6位(農林水産省『生産農業所得統計』2021年)。地域団体商標として「長崎和牛」が登録されている和牛の名産地です。さらに地域ごとに細分したブランドがあり、壱岐牛・平戸牛・五島牛・雲仙牛といったご当地和牛も存在します。
長崎県の和牛の歴史は古く、五島市の大浜遺跡からは西暦40年前後(±90年)の牛の臼歯が発見されており、長崎県には2000年程前から牛がいたことが判明しています。
また、鎌倉時代に記された「国牛十図」には、産牛地十国の一つとして、筑紫牛(壱岐牛)、御厨牛(平戸牛)が取り上げられており、長崎県が牛の産地として認識されています。
さらに、1862年にはイギリス人トーマス・グラバーによって、長崎に日本初の解牛場が設置され、出島では古くから牛肉が食されていたそうです。
ブランド和牛の購入はハードルが高いので、気軽に長崎和牛を試してみたい方は「若宮水産 壱岐牛カレー 税込728円」や「壱岐牛入りボロネーゼ 税込538円」などがオススメです。
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左:(株)若宮水産 壱岐牛カレー 200g 税込728円
右:(株)若宮水産 壱岐牛入りボロネーゼ 120g 税込538円
(筆者撮影)


魅惑の長崎グルメ

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イメージ画像(引用元:photo AC)

長崎名物と言えば、ちゃんぽん、皿うどん、佐世保バーガー、トルコライス、カステラなどが定番ですよね。それ以外にも、関東ではあまり認知はされていませんが、長崎名物はたくさんあります。
例えば、稲庭・讃岐・水沢・氷見とともに、日本五大うどんの一つに数えられる「五島うどん」。
五島の特産である椿油を塗布しながら、生地を引き延ばしては束ねるを繰り返し、椿油が混ざった深い味わいの細麺に仕上げています。
麺だけでなく、焼きあごを使った上品な出汁も特徴です。
同じ麺類ですと、島原手延素麺は手延素麺のNo.2ブランド(農林水産省『米麦加工食品生産動向』2009年)ですし、ちゃんぽんと合わせて麺づくりが盛んな県ですね。
また、豚の三枚肉の角煮(トンポーロー)を、パオと呼ばれる饅頭で挟む「角煮まん」も長崎名物です。
長崎県産の卵ををたっぷり使用して焼き上げたカステラを、更に卵黄にくぐらせ糖蜜で揚げられた「カスドース」もオススメです。
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(株)つたや總本家 カスドース 2個入 税込580円(筆者撮影)


異国情緒ある観光スポット

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イメージ画像(引用元:photo AC)

長崎は江戸時代に鎖国していた時の唯一の外国との窓口であったため、その文化は海外の影響を色濃く受けています。
その代表例は、オランダの街並みを再現した「ハウステンボス」。シーズンによって、チューリップ祭りやクリスマスイルミネーション、カウントダウン花火などのイベントも開催していますよ。
また、トーマス・ブレーク・グラバー邸をはじめとした、貴重な伝統的洋館を移築復元した「グラバー園」も外せません。9棟の洋館のうち3棟は国の重要文化財に指定されています(※「旧オルト住宅」と「旧地方裁判所長官舎」は保全工事のため現在観覧停止中)。古風な洋館にて、レトロなドレスにコスプレして撮影もできますよ。
グラバー園の近くには、1864年に建てられたゴシック様式の教会「大浦天主堂」もありますので、合わせて見ておきたいところです。
こうした長崎の観光スポットを、日本橋長崎館の観光案内ゾーンで案内してもらえます。
長崎県出身のスタッフが、ガイドブックには載っていない地元民ならではの生の情報を提供してくれますので、是非ご利用下さい。


日本橋長崎館についてご紹介してまいりましたが、長崎の名産品を豊富に品揃えしているだけでなく、長崎に縁のある人達との交流や観光情報の取得もできる素敵なお店です。
東京メトロ 日本橋駅のB7出口のすぐ側にあるアクセスしやすいお店ですので、是非一度お立ち寄り頂ければ幸いです。
東京近郊にお住まいではなく日本橋長崎館に行けないという方は、日本橋長崎館 公式オンラインショップ(https://nagasakikan-ec.com/)をチェックしてみて下さい。
今回は以上となります。最後までご精読有り難うございました。